第6章 初日2時間目 

 さすがに、この時間帯になると教習生が増えて来たが、前の時間からのプロテクター・ゼッケンを付けっぱなしにしていたので余裕で教習開始を待つ事が出来た。

そして、教習開始のチャイムが鳴り、準備体操の開始だ。体中をバキボキ言わせながら、心の中で痛タタタと隣のオネーチャンに悟られぬ様に呟く。(オサーンの見栄?)

 準備体操も終わり、早速車高短(シャコタン)ゼファーを選択しようとした所、手前に有る分は全部取られてしまい、残ったのは出し難そうな分だけだった。
仕方が無いので普通ので教習を受ける事にしよう、最悪こけてもバンパー付いてるし。さすがO型だ

 教習内容自体は、ほとんど前の時間と同じで、当然一本橋も賛嘆たる状態だ。1m持たない時も有ったりして。
とっても俺は恥かし〜ぞ〜〜。

 延々と恥かしくしている内に教習終了となった。

 翌日は土曜日(休日)なのでAM10:30の実技教習を予約した。と言うのも、9:30からの実技教習は皆様方の「休日朝寝坊」を期待したからなのだ。

 しかし、このままでは何時までたっても一本橋をやっている事になりそうなので、ゼファー400で特訓を開始する事にした。

 教習所を出て直ぐに、交通量がほとんど無い峠に向かった。早速、路側帯の白線を使い特訓開始だ。教習所で習った事を思い出しながらポジションを換えたり速度を換えたりしながら延々とやっていた。
なんとか10m位行けるようになった頃エンジンが悲鳴を上げ出した。オーバーヒートだ。エンジンが冷えるまで動けない。人気の無い山道そして明かりは月明かりだけだ。

「暗いよ〜」「怖いよ〜」「気色悪いよ〜」。

そしてエンジンが掛かるや否や、ブッ飛んで帰った事は言うまでも無いだろう。また、帰ってからwebで一本橋攻略法も見つけた。これで明日は完璧だ。なのか?

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