第16章 13時間目(見極め)

 卒業検定に落ちなければ、今日で最後の教習だ。少し名残惜しいが、仕方ない。

 そして、最後の教習が始まった。出発点、横断歩道、直線、波状路、進路変更、急制動、一本橋、踏み切り、8の字、交差点、坂道発進、スラローム、クランク全ての課題を難なくクリアしていく。凄いぞ、絶好調だ。(チョット前までの恥ずかしくしているオサーンとは比べ物にならない)

 実は一本橋特訓はずっと続けていたのだ。ゼファー400では勿論、自転車でも道路の白線を利用し、延々とやり続けた。夢の中でもやってる始末だ。その甲斐有って、この頃では一本橋の幅が結構広く感じるようになっていた。ただスラロームではリズムを崩したままなので少し大回りする事で無難にこなしA判定を貰い、いよいよ卒業検定だ。

2段階の教習内容

路上運転に当たっての注意と法規走行 市街地での交通法規を踏まえた走行

通行区分など 1.通行区分(キープレフトを含む)に従った
  運転
2.標識・表示に従った運転
3.信号に従った運転

走行ポジションと進路変更 1.安全な走行ポジションの確保
2.合図の時期及び方法
3.進路変更の時期及び方法


交差点の通行(直進)
交差点の通行(右折)
交差点の通行(左折)

1.信号、標識・表示の読み取りと対応の
  仕方
2.交差点への接近の仕方
3.交差道路の交通状況のとらえ方
4.対向車等の動きのとらえ方
5.歩行者等に対する気配りの仕方
6.交差点内の走行位置と速度の選び方

見通しの悪い交差点の通行など 1. 交差点への接近の仕方
2. 情報の取り方と進行可否の判断の仕方
3. 一時停止からの安全な発進
  (直進、右折及び左折)
4. 踏切での一時停止と安全確認

安全な速度と車間距離 1. 走行速度の把握
2. 目測による前車との距離の読みとり
3.安全な停止(30km/h)まで

カーブの安全走行 1. カーブの手前での安全な速度
2. 転倒時の措置
3.いろいろな運転姿勢での運転

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カーブの体感走行 1. オーバースピードの走行
2. カーブでのブレーキ
3. カーブ出口の危険回避

11

急制動 1. 目標位置からの急制動
2. 目標位置への急制動
3. 模擬追突体験

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回避

1. 危険に対する構え、情報の取り方
2. 回避判断、回避措置(30km/hまで)

13

ケーススタディ(交差点) 1. 特徴的事故の危険に対応した走行
  ア.直進する場合(右直,巻き込まれ,出
    合頭)
  イ. 右折する場合
  ウ. 左折する場合

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交通の状況及び道路環境に応じた運転 1. 速度調節
2. 行き違い及び側方通過
3.追い越し及び追い越され
4.制動の時期及び方法
5.自由走行
6.夜間の運転

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危険を予測した運転 1. 危険要因のとらえ方
2. 起こりうる危険の予測
3.危険の少ない運転行動の選び方

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高度なバランス走行など 1. 特別設定コース走行
  次の中から選択して実施
  小回転・曲線コース・屈折コース・マン
  ホール・道路標示・砂利、砂・わだち・
  湿潤路面・不整地・不等間隔連続進路転
  換コース・立ち姿勢による走行 ウェー
  ブ路又は波状路・高度な運転とゆとりの
  大切さ

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教習効果の確認(みきわめ) 第2段階までの教習効果の確認


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